名古屋みなとロータリークラブ

卓話Speech

2025年1月24日(金)(第2728回)例会 No.20

VUCA時代の組織に活かすアンガーマネジメントバックナンバー >

川地 美仲子さん
人材開発オフィス エムズモーメント 代表
川地 美仲子

VUCA時代とは、「物事の移り変わりが激しく、正解がどこにもない、そして複雑で曖昧だからこそ、今までの経験則や考え方が通用しない」時代のことです。
今、まさにその時代を生きている私たちが、組織として勝ち抜くためには、多角的な視点と新しい価値への創造と挑戦が重要です。
そのためには、組織の「在り方」「やり方」「考え方」において多様性を取り入れる必要があります。
しかしながら一方で、多様性がすすむと、私たちはイライラしやすくなります。
何故なら怒りの感情は、「~は、こうあるべき」という自分の判断軸が目の前で裏切られた時に生まれるのですが、多様化が進めば、周りは自分とは違う「べき」をもった人達ばかりになるからです。
だからこそ、VUCA時代の組織には、怒りの感情をコントロールするアンガーマネジメントが必要です。

アンガーマネジメントは1970年代のアメリカで生まれた心理トレーニング法で、怒らない自分を目指すのではなく、怒る必要のあることには上手に怒り、怒る必要がないことには怒らないという選択ができる自分になるものです。
具体的には、まず、イラッとしても反射しないこと。なぜなら私たちは、イラッとしてから6秒間は、理性が飛んだ状態になっており、この間の言動は、後で必ず後悔する結果につながります。
この6秒間をやりすごすために、「コーピングマントラ」というテクニックがあります。これはイラッときたら、「自分が落ち着く言葉」を心の中で唱える・・というものです。
また、それ以外にも「思考のコントロール」というものもあります。
これは、相手は自分ではない。違っていて当たり前・・と思うということ。許せる/許せないだけではなく、「そういう人もいる」「そういうやり方/考え方もある」・・と考えるということです。

アンガーマネジメントは、自分も周りも幸せにする方法です。VUCA時代を勝ち抜くために、組織運営に活かしたい時は、是非弊社にお声がけください。

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