名古屋みなとロータリークラブ

卓話Speech

2024年5月24日(金)(第2705回)例会 No.35

ウズベキスタン共和国についてバックナンバー >

伊藤 博之様、ブニヨドベック様
在名古屋ウズベキスタン共和国名古屋領事館 名誉領事
伊藤 博之
名古屋ウズベキスタン友好協会 理事
ブニヨドベック

1991年旧ソ連より独立、今年で33年になります。カリモフ大統領の元鎖国政策を取りながら民主主義国家を樹立しました。2016年ミルジェエフ大統領になり、一気に経済の自由化を始め五つの改革が進み大きく発展しています。GDPはコロナ下の2020年1.9%、2021年7.4%、2022年5.7%、2023年5.4%で現在世界の69位約996億ドルに成長しています。

国の安全面ではCSTOと呼ばれるロシアを中心とした『集団安全保障条約機構』に参加せずアメリカ・EU・中国・ロシア・トルコ等とバランス外交を推し進めきわめて安全な国作りが進められています。中央アジア5か国の約半分がウズベキスタンに住んでおり人口の60%が30歳以下です。ウズベキスタンの平均年齢は29歳と非常に若者が多い国です。

国土面積は日本の約1.2倍、人口は3700万人毎年80万人以上増加しています。通貨は『sumu』です。1万スムで約100円程です。米ドルでの使用も可能です。初任給は約500ドルほどで物価も安く一か月の生活費が約6万円程です。観光面では7000以上の遺跡があり、その内200以上がユネスコ世界遺産に登録されています。スルハンダリヤ州のテルメズにある仏教遺跡は日本人の加藤先生達の貢献が大きい処です。

2019年には名古屋市とタシケント市がフレンドシップ協定を結びました。

治安に於いては日本が9位、ウズベキスタンは6位と非常に安全な国です。町中に自動販売機や両替機が置かれていることからも想像していただけます。

ウズベキスタンの国民は日本に対して非常に友好的だけではなく尊敬していると言われています。首都タシケントにあるナボイ劇場は日本人捕虜が建設しましたが、その後の大地震で唯一損壊しなかった事はウズベキスタンの教科書にも記載されています。日本人墓地もウズベキスタンの人が大切に管理しています。

又、資源においてはほぼすべての鉱物が取れます。特に天然ガス・金・ウラン等が豊富です。水の豊かさ、水は安全で非常においしいです。衛生面も安全で町の美化も行き届いています。人もやさしく、おもてなしの精神は素晴らしいです。貧困層もありません。あと、金利はスムで定期をした場合、18%から25%とすごく高いです。土地の売買も出来ます。自由経済特区は22あり資産や水、土地にかかわる税が免除されます。国の南部スルハンダリヤ州でアフガニスタン国境近くには近代的な国際貿易特区が建設されています。

完成すればインド洋カラチに抜ける新輸送ルートが出来、日本からの冷蔵・冷凍の輸出・輸入も可能になります。又周辺国と非常に友好的でハブ的効果も見込めます。ブルーオーシャンとしての魅力がたくさんあるウズベキスタンに是非お越しください。

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