県立昭和高校の1年生の時、体操部で5月に鉄棒から落ちて怪我をして1カ月半入院しました。
体操はやってはいけないと、ドクターストップがかかり、これからどうしようと思っていた所に、田中君が今度の文化祭でエレキバンドをやるからギターをやらないかと誘ってくれました。田中君はドラムをやり、私もバンドに参加することになりました。昭和高校で初めてのエレキバンドは、全校生徒が集まり満席になりました。私は1曲だけ、ギターだけでなく歌わせてもらったのですが、バンドと全校生徒の前で歌ったのが気持ち良くて、どんどん音楽にハマっていきました。田中君が居なかったらここには立っていない、田中君は恩人の一人であります。

『セイリング -幸せになるために-』は、今までコロナでお披露目する機会がなく、やっと今日生で披露します。皆さんにも一緒に歌って頂きます。この曲を作る時、歌詞を芹澤さんに見ていただいた時に『理想』という言葉を入れてほしいと言われました。『理想』という言葉を入れることはあまりないので、どうやったら上手く入るかを考えに考え抜いて抜いて、出来上がった歌詞を芹澤さんにお渡ししたら「まあいいだろう」という事で完成しました。どのように理想という言葉を使っているかを改めて見て、一緒に歌っていただきたいと思います。