名古屋みなとロータリークラブ

卓話Speech

2023年1月20日(金)(第2652回)例会 No.22

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長瀬 廣幸君
株式会社遠州屋 代表取締役
長瀬 廣幸

本日は、大変貴重なお時間を頂戴し、誠にありがとうございます。今年度の髙村会長のご方針により、会員卓話で自社の紹介をということでご指名を賜りましたので、僭越ですがお話をさせていただきます。

弊社は、職業分類でいいますと「菓子卸売業」となり、昔でいう「問屋」、いまでいう「専門商社」にあたります。業界の規模は「3兆3000億円」弱の規模ですが、その中にある事業者の数は、把握しきれないほど多くの会社が携わっている業界です。この約半分が大手メーカーの「ナショナルブランド」であり、残りの半分ほどが私共のようなオリジナルのブランド菓子になります。

お菓子のルーツは大変古く、特にお菓子の本家が多い京都へ参りますと、戦後ではまだ若い(?)、「100年経ってようやく一人前」といわれるような、何百年も続く企業が多いというのも特徴です。

弊社は、戦地から引き揚げてきた戦友と初代が、最初に最中作りを始めた製造業から、その後大手メーカーの商品を扱う卸売業へと転換し、次第に価格競争の様相を呈する商品ではなく、「自社で“目利き”をして、おいしいと納得できるお菓子を育てたい」と商品を捜し、協力していただけるメーカーに弊社の仕様通りの製品に仕上げて供給していただく「OEM(相手先ブランド生産)」を、まだそんな言葉がなかったころから手がけて参りまして、スーパーマーケット、特に地域密着の高質なチェーンストアに専門店品質の商品をと二代目が提案したところ、ご採用の上今日まで育てていただいております。

弊社が扱っておりますのは、あられ・えびせんべい・羊羹・クッキーからゼリー・焼菓子に至るまで、日保ちのする品目をご提供しておりますが、昨年12月でやっと75周年目を迎えたまだ“駆け出し”ですので、日々商品とサービスを研くことに腐心しております。

お菓子は低単価なものではありますが、人に差し上げる場面でよく使われることが多いため、「気持ちというメッセージを届ける」効能も併せ持っており、販促品や御礼・お返しなど、形にとらわれない「オリジナルのギフト」として、加工しやすい商品でもあります。

私共は、「お菓子は笑顔の種=コミュニケーション・ツール」であると考え、人と人との心を繋ぐ、笑顔が観られるお手伝いをしたいと願っております。ふと気がつくと手が伸びてしまう、知らないうちになくなっている…そんな“空気”のようでいて、かつ無いと困るようなお菓子が作れたら、私の代での仕事は終わりかもしれません(笑)。そんな目標を掲げて、精一杯の精進をして参りますので、今後ともどうぞよろしくご指導・ご鞭撻を賜りますよう、お願いいたします!

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金曜日 12:30~13:30