名古屋みなとロータリークラブ

卓話speech

2019年9月6日(金)(第2557回)例会 No.7

ハラスメント防⽌研修バックナンバー >

21 世紀職業財団客員講師
岩月 律子 さん
 

ハラスメントの種類
6つの代表的なハラスメント

1. セクシュアルハラスメント
2 . パワーハラスメント
3 . モラルハラスメント
4 . ジェンダーハラスメント
5 . マタニティハラスメント
6 . 育児・介護ハラスメント

2019年は「ハラスメント強化年」〜ハラスメントは進化する労働問題〜
2019年5⽉29⽇「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律等の⼀部を改正する法律案」可決※21項⽬の附帯決議を採択
〜ハラスメント対策の強化関連〜
「改正労働施策総合推進法」→ここにパワハラは⼊る
1. 国の施策に「職場における労働者の就業環境を害する⾔動に起因する問題の解決の促進」(ハラスメント対策)を明記
2 . パワーハラスメント防⽌対策の法制化「男⼥雇⽤機会均等法、育児・介護休業法」
3 .セクシュアルハラスメント等の防⽌対策の強化
◆SOGIハラスメント、アウティング防⽌の取り組みが必要
※SO(性的指向)GI(性自認)〜LGBT法連合会が声明を発表〜
「SOGIハラ、アウティング対策の法制化に向けた国会の付帯決議を歓迎する」
※アウティング=性的指向・性⾃認の望まぬ暴露
「仕事の世界における暴⼒とハラスメントに関する国際労働基準採択へ」
※加盟国は1年以内に議会等の批准機関に承認を求める義務。批准すれば条約に沿った国内法の整備が必要。
◆企業の安全配慮義務、環境配慮義務を厳しく問う傾向
※「措置義務」(防⽌、相談体制、適切な対応)の実施状況を問う
◆ハラスメントの懲戒処分取消訴訟の増加
◆セクシュアル・ハラスメント
企業内 本⼈の「感じ⽅」を尊重する➡ 法廷で違法となるかは別
◆パワー・ハラスメント
企業内×「感じかた」○「不当性」➡ 法廷で違法となるものがパワハラである。
※ただし、企業としての環境配慮義務は別件として厳しく問われる。

職場のパワー・ハラスメント

 同じ職場で働く者に対して、職場の地位や⼈間関係などの職場内での優位性を背景に業務の適正な範囲を超えて精神的・⾝体的苦痛を与える⼜は職場環境を悪化させる⾏為
1 . 暴行・傷害(身体的攻撃)
2 . 脅迫・名誉棄損・侮辱(精神的攻撃)
3 . 隔離・仲間外し・無視(人間関係からの切り離し)
4 . 業務上明らかに不要なことや遂行不可能なことの強制、仕事の妨害(過大な要求)
5 . 業務上の合理性なく、能⼒や経験とかけ離れた仕事を命じることや仕事を与えないこと(過⼩な要求)
6 . 私的なことに過度に立ちいること(個の侵害)
◆職場のパワーハラスメント〜3要素全て満たすもの
1 . 優位性を背景に、
2 . 業務の適正な範囲を超えて
3 . 身体的もしくは精神的な苦痛を与えること、⼜は就業環境を害すること
◆判断基準「社会通念上許されない範囲」「⼈格否定」「不当性」
・新しい仕事、ノルマのすべてがパワハラではない
・本人の能力、経験、状態を考慮→乗り越えるもの
※フォローがないとパワハラになることも

刑事責任

行為の内容により以下の罪に問われます。
★刑法
(傷害)204条15年以下の懲役⼜は50万円以下の罰金
(暴⾏)208条2年以下の懲役若しくは30万円以下の罰金又は拘留若しくは科料
(脅迫)222条2年以下の懲役⼜は30万円以下の罰金
(強要)223条3年以下の懲役
(名誉棄損)230条3年以下の懲役若しくは禁錮又は50万円以下の罰金
(侮辱)231条拘留⼜は科料

⺠事責任

損害賠償を求められることがあります。
★民法(不法⾏為による損害賠償)
第709条故意⼜は過失によって他⼈の権利⼜は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う。
※加害者は法的責任を問われるだけでなく、就業規則により会社において懲戒処罰の対象となることがあります。
法的責任〜企業
★民法
(債務不履行による損害賠償)第415条債務者がその債務の本旨に従った履⾏をしないときは、債権者は、これによって生じた損害の賠償を請求することができる。 債務者の責めに帰すべき事由によって履⾏をすることができなくな ったときも、同様とする。(使用者等の責任)
第715条
1ある事業のために他⼈を使⽤する者は、被用者がその事業の執行について第三者に加えた損害を賠償する責任を負う。 ただし、使用者が被⽤者の選任及びその事業の監督について相当の注意をしたとき、又は相当の注意をしても損害が生ずべきであったときは、この限りでない。2使用者に代わって事業を監督する者も、前項の責任を負う。
3前2項の規定は、使用者又は監督者から被用者に対する求償権の行使を妨げない。

部下育成の極意

 部下を悪者にしないで叱る
◆叱る⽬的 叱る→⾏動の改善→問題の解決
◆部下がやる気をなくす叱り方
1 . ワースト5 ・人格否定 ・⼀方的に叱って、部下の言い分を聞こうとしない ・感情的 ・長い ・皆の前で叱る
2 . 言ってはいけないNGワード 「当たり前でしょ」「常識でしょ」「普通できるでしょ」「他の人はできるのになぜできないんだ」「前にも言ったよね」 「いつもそうだよね」「しっかりやれ」 「ちゃんとやれ」「キッチリしろ」

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金曜日 12:30~13:30